現在、カフェの内装は多種多様化し、昔ながらの喫茶店風や隠れ家的なもの、インテリアショップや本屋と併設されたカフェなどがあります。すでに、様々な内装のカフェが出店し、内装で差別化することが難しくなっています。そのため、人気店となるためには、出店する立地から、客層とそのニーズをリサーチし、お客様に合わせた内装デザインにすることが大切だと言えます。

ここでは人気のカフェとなるための内装デザインのポイントについて考えみましょう。

カフェのコンセプトに合わせ内装デザインの違いとは?

カフェの内装はフルサービスカフェとセルフカフェとなる業態に分かれています。その違いは以下に説明しています。

フルサービスカフェとは

フルサービスを提供するカフェの内装は、くつろぎやゆったりした時間を過ごせるソファ席が多いレイアウトになります。そのため、フルサービスカフェは長時間利用するお客様が多いため、食事はセットメニューなどを提供し客単価を高く設定しています。また、食事がしやすいように、ソファ席やテーブル席でも大きなテーブルを配置していることがポイントです。

セルフカフェとは

セルフカフェの内装は、レジカウンターでドリンクを注文する前に、パン・サンドウィッチを選べるショーケースなどを設置しています。また、セルフサービスのため、商品を受け取るカウンターもあります。

セルフカフェはドリンクの単価は低く設定しています。そのため、回転率が上がるように、内装はカウンター席や2名掛け小さなテーブル席を多く配置しているのがポイントになります。

女性ターゲットのカフェ内装とは?

カフェのメインターゲットはやはり女性客となります。そのため、内装のデザインは女性目線で考え、女性に喜ばれる内装や設備をそろえることがセオリーです。

女性客と言っても、客層によってもニーズが変わります。そのため、客層に合わせた内装や設備を設置することも重要なポイントです。

  • 大学生など若い客層は、4名掛けの席の利用が多くなる
  • 1、2名での来店が多いOL客層では、2名掛けのテーブル席を多く設置
  • 主婦やママの客層は、ベビーチェアやベビーカーの置き場、おむつ交換台などの設備や内装にする

男性ターゲットのカフェ内装とは?

男性がカフェを利用する時、一人や少数での利用が多いと言えます。また、その理由は以下になります。

  • 休憩したい
  • 打合せのため
  • 仕事(作業)を行うため

男性客をターゲットとする場合、内装デザインは、カウンター席や喫煙席、PCやスマホ用の電源の設置がある内装や設備が必要となります。

人気店となるためのカフェ内装のポイントとは?

人気店となるために、客層やニーズを十分にリサーチする必要があります。リサーチ内容を検討した上で客層やニーズに合う店舗内装デザインを作ることが理想です。しかし、リサーチに十分時間をかけられない場合、セルフカフェやフルサービスのどちらにも対応できる内装デザインにしましょう。

利用するお客様に合わせて、将来、レイアウトを変更できる内装作りをすることが、人気のカフェになるための内装のポイントになります。

小さなカフェを1人で開業・運営する予定の方へ

小さなカフェを1人で開業・運営する方を応援 「カフェ・ナレッジ」

知り合いの元カフェオーナーです。このサイトを開設した理由がこちらです。長いですが引用します。

カフェ売却後も、多くの方からカフェの開業や運営に関する相談を受けています。ただ、特段、カフェコンサルタントで食べている訳ではないので、相談されなければ、あえて私から何かを言うことはありません。相談ごとは、相手が求めていてこそ心に入っていくものだと思うからです。

しかし、ある知人が借金を残しカフェを閉店してしまい考えが少し変わりました。その彼は私がよく通っていたカフェの元スタッフでした。なので、カフェの運営については一通り分かっていると思っていましたが違っていたようでした。現場のことはよく理解していたようですが、経営者としての視点がまったく抜けていました。

久しぶりに顔を出したら、辞めますと告げられました。家族からお金を借りて、毎月の固定費などを支払っていたようです。彼の悲しい顔を見て、私にできることはもっとあったのではないかと悔やみました。これがこのブログをはじめるきっかけです。

さびしい話ですね。カフェを開業する予定のみなさんは、この「カフェ・ナレッジ」で、しっかりと、勉強しましょう。

業種、業態ごとの店舗内装の注意点とは?

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