居酒屋などの飲食店では、少人数で利用できる個室に近い空間を作り、プライベート感を演出するようなデザインも人気があります。このような個室はミニ個室、プチ個室などとも呼ばれます。

ここでは、店舗デザインの中でも、個室空間を演出することについて説明していきます。

居酒屋などの個室のサイズ

和風ダイニングや、居酒屋などの飲食店の個室は一般的に2~4人が座れるテーブルの席で間口は大体、1.7メートルです。少し狭くプライベートな空間を演出します。

個室の仕切りに使える素材と店舗デザイン

小さな個室空間を狭く息苦しい感じにしないための、仕切りの素材について説明します。

すだれとロールカーテン

仕切りとして使うのであれば、すだれもロールカーテンもどちらも遮蔽性が高いので、座っているお客様の目線が隠れるのであれば十分です。

すだれは竹、または葦(よし)などを編んで作られています。竹でできているものを「すだれ」葦(よし)でできているものをよしずと分けて呼ぶ場合もあります。大変歴史が古く、奈良時代から存在していた記録が残っています。

和風の店舗の個室の仕切りにはお勧めの素材です。

また、すだれは葭簀遮蔽性による空気調整の効果が高いと言われています。ある研究によると、ブラインドよりも高い遮蔽性により効率的な温度調整が可能であると言われています。

ロールカーテンは収納が簡単で、仕切り不要の時、目立たなないことが良い点です。

格子の引き戸

格子戸は和の雰囲気が出ます。戸袋を作り、出入りに不備がないようにしましょう。

布製のカーテン

プライベート感は出せますが、生地を選ばないと安っぽい印象になりがちです。お店の雰囲気に調和した生地を選びましょう。

ストリングカーテン

たくさんの糸を垂らしたディスプレイカーテンがストリングカーテンです。窓用というより、間仕切りに使われる事が多く、暖簾のように使う事ができます。近年人気がでてきましたが、出入りの時に絡まりやすいので注意が必要です。

居酒屋などの個室は、インテリアや仕切りで店舗に合ったデザインの演出をしましょう。

店舗デザインの要素について

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