大衆的でカジュアルな中華料理屋ではなく、特別なシーンや、接待などでも使える中華料理屋の店舗開業を目指す場合、お客様には、上品なイメージを望まれる場合も多くあります。そのため、できれば従来の中華料理屋のような、金や赤などを多用することは避けたいものです。
中華料理屋として、高級感を醸し出すには、シックでモダンな雰囲気をイメージして店舗デザインを考える必要があるのです。
ここでは少し高級感がある中華料理屋の店舗デザインのポイントを説明していきます。
中華料理屋に使える素材とは
壁の素材は、布クロスなどの汚れが落ちにくいものは避け、化粧塩ビフィルムなどを考えましょう。
床の素材は高級感と清潔感のある、石や特注の意匠を施したカーペットなどが良いでしょう。
中華料理屋のテーブルと椅子
中華料理屋らしい、回転式の丸テーブルは、同席した人との距離感を縮められます。石のような重い素材は避け、高級感を醸し出せる加工がされているものを選びましょう。
椅子は、くつろいで食事ができるような配慮がされたデザインのものがおすすめです。本場の中華風の椅子は、背もたれが、直角のものも多く、ゆったり食事ができない場合があるのです。豪奢な木彫りが施された椅子なども、雰囲気が重くなりすぎますので、避ける方が良いでしょう。
あまりに中華風になりすぎないように注意する
中華料理屋として高級感を醸し出そうと、過度な中華風の装飾をするのはやめましょう。螺鈿、金細工などの多用は避け、アクセントとしてモノトーンに赤を使うなど、シックな中にも、高級感を醸し出すような工夫をすることがポイントです。
高級な中華料理屋をイメージして、工芸的で効果な調度品を揃える必要はありません。むしろ、クールでシックな空間を演出することがお客様に望まれる場合も多いのです。中華風にこだわらず、自分らしいモダンなイメージを取り入れて、店舗デザインを考えましょう。
業種毎の店舗デザインについて
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