カフェを開業するのに必要な資金を借るのに、一般的な金融先は、日本政策金融公庫になります。また、融資にも、いくつかの種類があります。(2008年10月までは、国民生活金融公庫でした。現在は、国民生活金融公庫は解散し、日本政策金融公庫に業務が移管されました)

カフェの開業に使える日本政策金融公庫の融資について、簡単に説明します。なお、実際に、融資を受ける方は専門家にご相談ください。

主に以下の4つの融資の種類があります。(2014年6月現在)

(★の数は推奨度を表します。)

①新規開業資金 ★

融資額:7,200万円(うち運転資金4,800万円)

新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方で、次のいずれかに該当される方がご利用いただけます。

  1. 現在お勤めの企業と同じ業種の事業を始める方で、次のいずれかに該当する方
  2.  (1)現在お勤めの企業に継続して6年以上お勤めの方
     (2)現在お勤めの企業と同じ業種に通算して6年以上お勤めの方
  3. 大学等で修得した技能等と密接に関連した職種に継続して2年以上お勤めの方で、その職種と密接に関連した業種の事業を始める方
  4. 技術やサービス等に工夫を加え多様なニーズに対応する事業を始める方
  5. 雇用の創出を伴う事業を始める方
  6. 1~4のいずれかを満たして事業を始めた方で事業開始後おおむね7年以内の方

→ カフェを新規開業される方なら、ほとんどの場合にご利用いただける融資です。

無担保、無保証人、借入期間10年の場合の参考金利 2.6% (実際の金利は公庫との面談により決まります。この数字は2014年6月現在の目安です。以下同様です。)

②女性、若者/シニア起業家支援資金 ★★

融資額:7,200万円(うち運転資金4,800万円)

女性または30歳未満か55歳以上の方であって、新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方がご利用いただけます。

無担保、無保証人、借入期間10年の場合の参考金利 2.2%

→ 女性、30歳未満か55歳以上の場合の融資には①より②がお得です。

③振興事業貸付 ★★

融資額:1億5,000万円(運転資金5,700万円)

生活衛生関係の事業を営む方であって、振興計画の認定を受けた生活衛生同業組合の組合員野方が、この融資をご利用いただけます。ご利用にあたっては、振興計画認定組合の長が発行する「振興事業に係る資金証明書」が必要となります。

無担保、無保証人、借入期間10年の場合の参考金利 2.1%

→ こちらもカフェを新規開業される方なら、少々手数がかかりますが「振興事業に係る資金証明書」を入手できますので、ご利用いただけます。

④中小企業経営力強化資金 ★★★

融資額:7,200万円(うち運転資金4,800万円)

新事業分野の開拓のために事業計画を策定し、外部専門家(認定経営革新等支援機関)の指導や助言を受けている方がご利用いただける融資になります。

無担保、無保証人、借入期間10年の場合の参考金利 1.55%

こちらの融資だけは、自力だけでは申し込みができません。通常の融資申込書に加えて、認定経営革新等支援機関として登録を受けている専門家から事業計画書のお墨付き(押印)をもらって初めて、融資の申し込みができます。その代わりに金利は圧倒的に優遇されています。

→ 当サイトのサービスをご覧の方には、この事業計画書の作成支援~押印を無料で引き受けてくれる認定経営革新等支援機関の登録を済ませた税理士をご紹介できます。なので、カフェ開業に当たっての融資は④中小企業経営力強化資金をご利用されるのがベストです。ただし、南関東地区(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、大阪府全域、兵庫県の一部地域(尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、伊丹市、川西市、宝塚市)のみとさせていただきます。

こちらをクリックして、お問い合わせください。融資支援の専門家をご紹介します。当サイトからの紹介ですと融資サポートが無料になります。

融資の申込前に

融資の申込前に、内装工事の見積を取っておく必要があります。 詳しくはカフェ内装見積.comをご利用下さい。 なお、内装工事と融資手続きのスケジュールについて、「こちらカフェ内装工事のスケジュールとその注意点とは?」もご参照ください。

開業資金について

カフェの開業で必要なお金についての基礎知識は、下記のページに書いてあります。 ご参考になりましたら幸いです。

こちらは、お客様からの評価が高い記事です。ご参照ください。

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