あなたの理想となるカフェ物件が見つかったら、賃貸契約を行います。実際に、カフェを開業する際に、時間や労力がかかるのが、物件の契約までの作業と言われています。ようやく見つけた物件でも交渉次第で、契約が破棄となる場合もあります。

ここでは、カフェ開業のための物件を契約するまでの流れをポイントごとで説明します。

カフェ物件契約までの流れとは?

1. あなたの気に入った物件を見つけたら、すぐには本契約を行わず、まずは仮契約を行います。良い物件ほど、ほかにもカフェ物件を探している経営者がいるかもしれませんので、後でも大丈夫と思わず、仮契約を行うことが大切なポイントです。(仮契約時に手付金が必要となる場合があります。)

2. 物件契約までに流れを進める前に、契約書についても勉強しましょう。物件契約には多大な費用がかかります。保証金や権利金など、一般の賃貸契約ではない費用もかかるため、物件を契約する時に総額はいくら必要かも確認しておきましょう。また、新規開業では、初期費用は出来るだけ抑えることが必須です。出来るだけ、契約時の支払費用を抑えられるように交渉を行うことがポイントです。

物件契約にかかる費用とは
  • 保証金 担保金とも言われます。契約終了時、返金される場合もありますが、契約条件により返金金額が異なるので、チェックしましょう。
  • 礼金 家主へ支払うもの。返金がなく、賃料の1カ月分が一般的ですが、交渉する項目の一つです。
  • 仲介手数料 不動産屋さんに支払う費用。
  • 敷金 物件の債務を担保とする預け入れ金。
  • 共益費 テナントなど共有する場所の使用料やメンテナンス費用。
  • 更新料 契約更新にかかる費用です。一般的には1カ月分ほどあります。2、3年後の費用になりますので、忘れずにチェックしましょう。

3. カフェ開業にあたり融資を受ける場合は、物件を仮契約した段階で融資申請を行いましょう。また、内装工事の費用を知るために、内装業者へ見積もりを依頼しましょう。融資を受けることが前提でのカフェ開業であれば、融資が決定まで物件の本契約を行ってはいけません。融資が下りなかった場合でも賃貸契約が有効となり、その費用は支払わなくてはいけません。物件契約する前に、融資手続きを迅速に行いましょう。

4. 仮契約後の流れでは、物件があなたの理想のカフェに適しているのか、現地調査をデザイン会社や内装業者に依頼します。実は、良いと思った物件でもプロが調査を行うと、カフェを営業するのには適していない物件の場合があります。それは、上下水道、ガスや電気、空調・換気設備など、専門の業者でなくては見極めが難しい作業となります。契約後にトラブルを避けるためにも、この手間を省いて、物件の契約を行わない事が大切なポイントになります。

5. 最終の流れとして、融資が決定したら、物件の契約、内装工事等の各業者との本契約を結びます。また、内装業者とも工事開始に向けて打合せを行い、デザインを確定させて、内装工事を進めています。

物件を決め、契約してからカフェ開業までは一気に作業が進みます。そのため、物件契約がカフェ開業の重要なチェックポイントでもあるため、その流れをしっかりと確認しながら行動することが大切です。

カフェの物件契約の流れとポイントは将来のリスク回避となる

カフェの物件契約の流れやポイントを軽視すると、貸主側より貸してもらえなかったり、高い費用がかかったり、将来支払う費用が高かったりと、カフェ開業だけでなく、開業後の経営に大きな影響を受けます。カフェ開業を上手くスタートさせ、将来の経営リスクも回避するように、契約の流れとポイントをしっかりと確認してから、物件契約を行いましょう。

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